さつき鉢植えの植え替えの基本と、植え替えにおすすめの時期やおすすめの土を紹介します。
初夏に見頃をむかえるさつきの花ですが、最近こんなお悩みはありませんか?
花に元気がなくなってきたけど、植え替えの手順がわからないと、大切な花を傷つけちゃいそうで心配になりますよね。
そこでさつきの鉢植えの植え替えについて調べてみました。
美しいさつきの花を長く楽しむために必要な植え替えの基本について詳しく紹介していきます。
植え替え後には、根の活着を助ける活力剤もあると安心です。
ハイポネックスのリキダスは水やりに混ぜて使うだけなので、初心者でも使いやすいのが嬉しいポイントです。
さつきを元気に育てたい方は、ぜひ取り入れてみてください!

目次
さつきの鉢植えを植え替える基本を紹介!

さつきの鉢植えは、定期的な植え替えが必要ですが、実は4ステップで完了できるんです!
植え替えをせずに鉢の中で根が詰まってしまうと、水や養分の吸収が悪くなり、成長が妨げられてしまいます。
咲いているときはピンクや白が鮮やかでとってもキレイなので、元気がないと心配になりますよね。
でも、初めての方には「どうやって?」「根を切って大丈夫?」と不安が多いかもしれませんよね。
ここでは、さつき鉢植えの植え替えの基本的な手順とポイントを紹介します!
<手順① さつきを鉢から取り出す>
鉢のフチをとんとんと叩きながら引き抜きます。
抜けにくい場合は割り箸などで鉢と土の隙間をほぐすと抜きやすくなります!
<手順② 古い土を落とし、根を整理する>
根鉢のまわりの土を軽くほぐし、黒くなったり痛んだ根を剪定ばさみで切り落としていきます。
根は1/3ほど整理するのが目安です。
風通しが良くなって新しい根が出やすくなります。
選定の際、太く白い根は健康な証拠なので残すようにしてください。
さつきは根が細かいので、根を崩さないように注意しましょう!
<手順③ 新しい鉢に土を入れ、植え替える>
鉢底に軽石などの鉢底石を敷き、さつき用に配合した土を少し入れて高さを調節します。
さつきを真ん中に置き、周りに土を足しながら軽く押さえます。
割り箸などで突いて、根の間にも土を馴染ませるようにしましょう!
鉢に土を入れるとき、鉢の縁ぎりぎりまで土を入れてしまうと水やりのときに水がこぼれる可能性があります。
水をこぼさないために、土の高さは鉢の縁から1〜2cmほど下にとどめておきましょう。
<手順④ たっぷり水やりをし日陰で休ませる>
植え替え直後はたっぷり水を与えて、土をしっかりなじませます。
直射日光を避けて、風通しのいい日陰で1週間ほど養生させましょう。
植え替え後は植物が少し弱ることがありますが、しっかり根付けばまた元気になるので安心してください。
こうして調べてみると初心者でもできそうな気がしてきますよね!
手順もそこまで複雑ではないので、道具さえ揃えれば、「自分の手で植え替えができるかも!」とワクワクしてきます。
でも、「大事に育ててきた鉢植えのさつきだからこそ失敗したくない」「根を傷つけたらどうしよう」と不安になる方もいると思います。
そんなときは、思い切ってプロに任せるのもアリです!
下記の記事では植え替えを依頼できるお店や、お願いする場合の注意点などを紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
さつきの植え替え時期は花が終わった直後がおすすめ!
さつきの植え替え時期は、花が終わった直後の5月下旬〜6月ごろがベストなタイミングとされています。
理由は、花が終わることでエネルギーの消費が一段落し、植物が次の成長ステージへ移行する準備が整うからです。
ちょうど初夏の空気が心地よくなる季節で、植物にとっても次の成長に向けた準備が整うタイミングです。
この時期は、気温や湿度が安定しているので、植え替えのストレスが少なく、根も新しい環境に馴染みやすくなります。
花が終わったあとは栄養の消費も落ち着くので、負担がかかりにくいのが嬉しいポイントですね。
初夏の過ごしやすい時期に作業をすると、気持ちがいいですよね♪
さらに、植え替えの頻度は2年に1回が目安です。
根が詰まっていたり、水はけが悪くなったり、鉢底から根が出ている場合は、年数に関係なく植え替えを検討しましょう。
もしこのタイミングで植え替えを逃してしまった場合は、秋の9月中旬~10月ごろにも可能です。
気温が落ち着き、極端な暑さが収まる頃を狙いましょう。
ただし秋の植え替えは、冬越しの準備期間と重なるため、根が伸びるスピードが春よりも遅くなります。
そのため、植え替え後の水やりや寒さ対策には特に注意が必要です。
冬の植え替えを避けるべき理由とは?
冬はさつきにとって休眠期となり、大きなストレスが掛かるので、この時期の植え替えは避けた方がいいです。
葉や根の活動がぐっと落ち着き、エネルギーの消費を抑えてじっと寒さに耐える期間になります。
この時期に植え替えを行うと、植物にとって大きなストレスになり、回復しづらくなってしまいます。
植え替えでは根を切る必要がありますが、冬は根の再生力が弱く傷が治りにくいため、根腐れや枯れ込みのリスクが高くなります。
さらに、気温が下がると、土の乾きが遅くなるので水やりの調整も難しくなり、結果として過湿状態が長引き、根がダメージを受けやすくなります。

それでもどうしても冬に植え替えをしたい時はどうするの?

そんな時は、できるだけさつきへの負担がかからないよう注意しながら、慎重に行いましょう!
本来の植え替え時期ではない冬に行う場合には、特に注意が必要です。
さつきへの負担を最小限におさえるために、できるだけ温かい日を選び、日中の温かい時間に行うようにしましょう!
寒さで根が傷みやすくなるので、最低気温が5度以下の日はできるだけ避けてください。
<根へのダメージを最小限にする>
根を切ると回復が遅れ、株が弱まるので剪定は最小限にとどめましょう。
この時期の植え替えでは、古い土を軽く落とす程度にし、根をできるだけいじらないように注意してください。
<水やりは控えめに>
気温が低い冬は土が乾きにくく、水のやりすぎが根腐れの原因になります。
植え替え直後に1回しっかり水を与えたあとは、土の表面がしっかり乾いてから、様子を見ながら与えましょう。
<肥料は与えない>
冬の間はさつきは休眠期に入るので、肥料を与えても吸収しません。
それどころか根に負担をかけることになるので、肥料を与えるのは春まで待ちましょう。
<植え替え後は寒さ対策を万全に>
植え替え直後の株は弱まっているので、軒下や室内で管理したり、寒風を防げる位置に置いて寒さから守ってあげてください。
なるべく冬の植え替えは避けるのがおすすめですが、どうしても場合はさつきへの負担をできるだけ軽くするように工夫しましょう。
さつきの鉢植えにおすすめの土の配合を紹介!
さつきの鉢植えには、水はけと通気性を考えた赤玉土、鹿沼土、桐生砂を配合土がおすすめです!
さつきは湿気がこもるのを嫌う植物なので、鉢植えではとくに「水はけ」と「通気性」の良さが大切です。
これらの条件を満たす土を使えば、根腐れを防ぎ、健康的に育ってくれます。
この配合は水はけと保水性のバランスが絶妙で、さつきにとって快適な環境を作れます。
とくに鹿沼土は酸性でさつき向きの土として定番で、赤玉土との組み合わせで、根がのびのびと育ちやすくなります!
手間ひまかけて自分で土をブレンドしたさつきが、元気に花を咲かせてくれる姿を想像すると、なんだか誇らしい気持ちになりますね♪
もし土の配合が面倒という方には、すでにブレンドされている「さつき用培養土」も市販されています。
袋から出してそのまま使える手軽さは、初心者にも嬉しいポイントですね!
さつきの鉢植えにおすすめの肥料を紹介!
さつきの鉢植えには、プロミック、ハイポネックス原液、さつき専用有機肥料がおすすめです。
土とあわせて大事なのが肥料で、鉢植えでは土の中の栄養が限られているため、意識的に栄養を補う必要があります。
植え替え後はすぐに与えるのではなく、1か月ほど経って根が落ち着いてから、少しずつ肥料を与えていきましょう。
ここでは、使いやすくて効果的なおすすめ肥料を3つご紹介します。
植え替え後1か月〜秋頃までに与えるのがおすすめ!
鉢の表面にポンと置くだけなので手間がかからず、初心者にも扱いやすいのが魅力。
肥料がゆっくり溶け出すことで、根に負担をかけず、穏やかに栄養を補給してくれます。
効き目が約2か月続くので、こまめな施肥が難しい方にもぴったりです。
成長期の5月〜9月に2週間に1回程度与えるのがおすすめ!
植え替え後の回復期や、成長期にぴったりなのがハイポネックス原液です。
水に薄めて使う液体肥料で、即効性が高く、さつきの元気が早く戻るのを助けてくれます。
水やりのタイミングで一緒に与えられるので、日常的に取り入れやすいのもポイント。
微量要素もバランスよく含まれていて、葉の色つやアップにも効果的です。
春と秋に1回ずつ与えるのがおすすめ!
さつき専用に配合された固形タイプの有機肥料です。
ゆっくりと自然な形で効いていくため、花つきや葉つやがよくなり、見た目も美しく育ちます。
花芽形成をサポートし、次の開花に向けた体力作りにもおすすめです。
自分の育て方やライフスタイルに合わせて肥料を選ぶことで、より快適にさつきのお世話が楽しめます。
私はマメな性格ではないので、一度置くだけで効果が長く続くものがあるのは嬉しいです。
私のような初心者でも安心して育てられそうですね!
肥料をしっかり選んで与えて、キレイに花が咲いたら、ガーデニングがより楽しいものになりますね。
まとめ
- さつきの鉢植えは、定期的な植え替えが必要だが、4ステップで完了できる
- さつきの植え替え時期は、花が終わった直後の5月下旬〜6月ごろがベストなタイミング
- さつきの鉢植えには、水はけと通気性を考えた赤玉土、鹿沼土、桐生砂を配合土がおすすめ
さつきの鉢植えを元気に育てるための植え替え方法や環境づくりについて解説しました。
基本の流れやポイントをおさえれば、初心者でも安心して取り組めますよ♪
無理せず楽しみながら、大切なさつきを育てていきましょう。
植え替え後のさつきには、根の活着を助ける活力剤もあると安心です。
ハイポネックスのリキダスは、植物にやさしく効いて初心者でも使いやすい人気アイテムです。
ショップによって価格に多少の差があるので、ご注意ください。
