クアラルンプールでの虫除け対策とデング熱から子どもや家族を守る方法について紹介します。
初めてのマレーシア旅行などで、こんなお悩みはありませんか。
確かに慣れない場所へ行く時は安全に旅がしたいですよね。
そこで、クアラルンプールでの虫除け対策について調べてみました。
クアラルンプールでの虫対策についてさらに詳しく紹介していきます。
アリが住み着くと面倒なので、出来るだけ早めの対策を取るようにしましょう。
サイトによって値段が異なるので注意して購入してください。
ホームセンターで探しまわるのは大変なのでオンラインでサクッとお買い物しましょう。

クアラルンプール虫除け対策完全ガイド!

クアラルンプールではアリ、蚊、ゴキブリへの対策が必要です。
マレーシアには病気を運ぶ蚊など、生活の邪魔になる虫がたくさんいます。
特に注意して欲しいのが、アリ、蚊、ゴキブリの3種類の虫です。
それぞれの特徴を知り、対策することで健康的に生活の質を高めることができます。
現地に行く前にきちんと知っておきましょう。
アリはキッチンや食べ物周りにすぐ大量に集まり、日常生活のストレスになります。
ただのアリと思って油断していると住み着いてしまうと厄介なので、移住や中長期で滞在を計画している方はぜひアリ対策をしてください。
〈特徴〉
- 「デング熱」という病気を運ぶ(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)の蚊は、命に関わるほど最も危険な虫
- ネッタイシマカ:黒と白のしま模様で体長4〜5mm、暖かい地域に住んでおり、デングウイルスを運ぶ力が強い
- ヒトスジシマカ:日本でもみられるが体長など特徴はネッタイシマカに似ている
〈リスク・注意点〉
- 朝と夕方の7時頃が特に刺されやすい
- マレーシアの蚊は「デング熱」という感染症を引き起こすウイルスを運ぶことがある
- 感染すると高熱(38~40度)、激しい頭痛(特に目の奥の痛み)、関節痛、筋肉痛、全身のだるさ、発疹などの症状が出る
- かかると4〜10日後に症状が出始め、特にデング熱は風邪と似ているので区別がつきにくい
- まれに「デング出血熱」という重い病気になることもあり、適切な治療を受けないと命に関わることもある
2024年のマレーシアでは、デング熱にかかる人が前年より44%も増えています。
とても注意が必要な状況です。
栄えているクアラルンプールでも蚊は本当に恐ろしい病気を持ってくる厄介な虫です。
私は、日本で生活していて、蚊に刺されても、痒くなったり、腫れたりしますが、割と早く良くなる方です。
ですが、日本の感覚を捨て現地では危機感を持って対策をしなければと思います。
みなさんご存知だと思いますが、高いところにも現れるしつこい虫です。
ゴキブリは一度発生すると駆除がなかなか難しく、生活環境を悪化させます。
暖かくて湿気の多い場所を好むゴキブリは高層階や新しい建物でもマレーシアでは出ます。
一度現れると卵を産んで増えるため、定期的にみてしまうことになるので、徹底的な対策が必要です。
3つの虫に効果的な対策方法を紹介!
虫の種類に応じて適切な対策を行うことで、快適で安全な生活環境を保つことができます。
ここでは、アリ・蚊・ゴキブリそれぞれに特化した実践的な対策をご紹介します。
〈アリ対策〉
アリの巣を根本から退治することが再発防止のカギです。
一時的な駆除では効果が続かないため、巣全体に作用する薬剤や侵入経路の遮断が効果的になります。
アリを一時的に退治しても、巣がある限り再び現れるため、巣ごと退治できる方法が効果的です。
そんな効果のある商品や方法を紹介していきますね。
- アリメツの活用
「アリメツ」は、アリが巣に持ち帰ることで女王アリを含めて巣全体を退治する強力な薬です。
付属の容器に数滴入れて、アリの通り道に置くだけで、2〜3日後には効果が現れ、2〜3ヶ月間効果が続きます。
KLCC伊勢丹の地下スーパー、モントキアラのBIGスーパーマーケット、スバンジャヤのMedsense Pharmacyなどで購入可能です。
- 侵入口を塞ぐ
マレーシアのマンションの壁には隙間が多く、そこからアリが入ってきます。
アリの行列や出てくる場所を確認し、殺虫スプレーをかけた後、隙間をテープでしっかりと塞ぎましょう。
2mm程度の小さなアリでも入るため、1mmの隙間も見逃さないよう注意が必要です。
- Dettol(デトール)の活用
殺菌消毒液の「Dettol」を水で薄めて床を拭くと、アリの侵入を防ぐのに効果的です。
現地のスーパーで簡単に買えます。
とにかくまず侵入を防ぎ、アリの巣を見つけたら丸ごと退治が鉄則ですね!
〈蚊対策〉
蚊に刺されないことが、デング熱を防ぐ唯一の方法です。
服装、虫除けグッズ、室内対策など、複数の方法を組み合わせて予防しましょう。
デング熱を防ぐため、蚊に刺されないための対策が最も重要なことになります。
- 服装に気をつける
長袖・長ズボンを着て、素足にサンダルは避けましょう。
白など薄い色の服は蚊を寄せ付けにくいとされています。
デング熱を運ぶ蚊は黒い服に寄ってきやすいので、できるだけ長袖長ズボンを着て、肌を出さないようにし、白など薄い色の服を選ぶのがポイントです。
- 時間に注意する
朝と夕方の7時頃の蚊が活発な時間帯の外出は控えめにしましょう。
涼しい時間帯に外へ出たいですが、人間の適温は蚊も活動しやすい温度なのです。
- 部屋での対策
室内では、コンセントに差すタイプのベープやワンプッシュで効果のある殺虫スプレー(FUMAKILLA ONE PUSH 60Nなど)が有効です。
窓やドアを閉めて使用し、10分以上経ってから部屋に入りましょう。
日本の「虫コナーズ」のような吊るすタイプの虫よけも、玄関やベランダで虫の侵入を防ぐのに役立ちます。
- 網戸を付ける
マレーシアのマンションには網戸がないことがほとんどです。
日本語対応の網戸設置サービスを利用して網戸を取り付けることで、蚊の侵入を大幅に防ぐことができます。
- 蚊が卵を産む場所をなくす
花瓶の水や水たまりなど、少しの水でも蚊は卵を産みます。
家の周りやベランダに水が溜まらないよう注意し、定期的に水を捨てて、蚊が卵を産む場所をなくしてしまいましょう。
- 虫除けスプレーを持ち歩く
肌が出ている部分には虫除けスプレーをこまめに塗り、外出時には必ず持ち歩きましょう。
日本の虫除けスプレーはマレーシアの蚊には効きにくい場合があるため、現地で買える効果的な商品を選ぶのがおすすめです。
服の上から貼れるシールタイプで、スプレーの匂いやべたつきが気になる人におすすめ‼︎
山など蚊が多い場所でも効果が高いと評判で、薬局や大きなコンビニで買えます。
イギリス製の植物由来スプレーで、小さな子どもやアレルギーのある人も安心して使えます。
匂いが少なく、約8時間効果が続くのが嬉しいポイントです。
水ベースで肌に優しいハーブの香りが特徴です。
蚊だけでなくアリやハエにも効果があります。
〈ゴキブリ対策〉
ゴキブリ対策は「出さない・増やさない・近づけない」が基本です。
香りでの忌避、巣ごとの駆除、必要に応じた業者依頼が効果的になります。
ゴキブリは一度現れると退治が難しいので、予防と早期対策が大切です‼︎
- ハーブやアロマを使う
ゴキブリが嫌がる香り(クローブ、ミント、レモングラスなど)のハーブやアロマを置くのも効果的です。
スーパーの防虫コーナーに匂いで撃退するグッズもあり、効果は2〜3ヶ月で薄れるため、定期的に交換が必要になってきます。
- 日本の「コンバット」を使う
マレーシアでは日本ほど強力な置き型退治剤が少ないので、日本で「コンバット」を購入し持参しましょう。
ゴキブリが毒エサを巣に持ち帰り、巣ごと退治できる商品です。
- 専門業者に依頼する
ゴキブリが頻繁に出る場合や、自分で対策が難しい場合は、専門の害虫駆除業者(ペストコントロール)に依頼するのも一つの方法です。
Ridpest Sdn.Bhdなどが有名で、ゴキブリだけでなく、ネズミや蚊、アリなども退治してくれます。
自分達ではどうにもできないというときは業者に頼って壊滅させ早めに対処しましょう。
暑い場所へ行く時はUVケアも大切ですよね、そんなあなたに、この記事もどうぞ♪
マレーシアでの虫除け子供への対策
子どもは虫に刺されやすく、特にデング熱のリスクが高いため、虫除けと痒み止めを用意し念入りな対策が必要です。
現地で安全に過ごすためには、子供向けの虫対策を万全に整えることが欠かせません。
マレーシアでは、特にデング熱を運ぶ蚊をはじめ、様々な虫への対策が必要です。
子どもはデング熱が重症化しやすいため、大人以上にしっかりとした対策をしましょう。
〈子ども向け虫除け・虫刺され対策グッズ〉
1.現地購入できるグッズ
子どもには肌にやさしく、安心して使える虫対策グッズを選びましょう。
現地の薬局やスーパーでも手に入りますが、使用前に成分や使い方をよく確認することが大切です。
- Meditots 2 in 1 mozzie block
アフリカ産の天然オイルを使ったスプレータイプで、虫除けと虫刺されのかゆみ止めの両方の効果があります。
衣類や寝具、家具に直接スプレーしてもシミになりにくいのが特徴です。
- Meditots mozzie patch
衣類に貼るタイプの虫を防ぐパッチで、直接肌には貼りません。
シーツやマットレスに貼ることもできます。
- TIGER BALM Mosquito Repellent Patch
タイガーバームブランドの虫を防ぐパッチで、ほんのりレモンの香りがします。
こちらも肌に直接貼るタイプではありません。
- mosi-guard natural
イギリス製の植物由来成分を使った虫除けで、スプレータイプとスティックタイプがあります。
- BIO Z Insect Repellent stick
シトロネラ、レモングラス、ゼラニウムのオイルを使ったスティックタイプで、肌に直接塗って使います(目の周りは避ける)。
2.日本から持参したい虫除けグッズ
日本製の虫対策グッズは成分がマイルドで、子供にも安心して使えるものが多いです。
渡航前に持参しておくと、現地で急に必要になった時にも安心ですね。
明らかに蚊が多い場所(公園や草むらなど)に行く場合は、ディートやイカリジンなどの化学成分が入ったものが効果的です。
現地でもディート配合のものはありますが、濃度が高いものが多いため、子どもには日本から持参した低濃度の商品がおすすめになります。
- フマキラー 天使のスキンベーププレミアム 虫よけスプレー ミストタイプ
日本で人気のディート配合スプレーで、子どもにも使いやすいミストタイプです。
- KINCHO 虫コナーズ
吊るすだけで虫の侵入を防ぐタイプは、現地ではあまり見かけないため、玄関やベランダに設置するのに便利です。
- KINCHO 虫よけ カオリング
リングタイプの虫よけで、腕や足首に装着します。
水に濡れても効果が続き、デザインも可愛らしく、子どもが喜んでつけてくれます。
〈その他の子ども向け虫対策と予防策〉
虫刺され以外にも、生活習慣や環境に注意することで予防効果が高まります。
やけど虫対策やダニ・アレルゲン対策、そして子どもの体調管理も合わせて意識しましょう。
- やけど虫対策
やけど虫は白いものに向かって飛んでくる性質があります。
洗濯物を外干しした後は、取り込む前にしっかりと叩いて虫がいないか確認しましょう。
私は今回初めてこの虫の名前を聞いたので、画像などを事前に見ておくと安心だと感じました。
虫の体は黒い部分と茶色い部分があり、6〜7mm程度の小さな虫です。
- クローゼットの虫対策
ダニのような小さな虫対策には、日本から持参した防虫剤やDettolでの拭き掃除が有効です。
- 体調管理
デング熱にかかっても発症しない人もいますが、疲労や寝不足など体調が悪い時に発症しやすいと言われています。
規則正しい生活、十分な睡眠、栄養摂取を心がけ、子どもの免疫力を高めておくことも大切です。
海外に行ったり遠方へ行くときは出来るだけ食べやすい非常食のようなものを持って行くようにしています。
私はいつもカップの春雨スープやお湯で溶かすタイプのお味噌汁などを持参しています。
〈最新のデング熱情報とワクチン〉
デング熱はマレーシアで急増しており、最新の情報とワクチン接種の知識が重要です。
状況に応じて、感染リスクを最小限に抑えるための行動を取ることが求められます。
近年、デング熱の感染者数が大幅に増加しており、2024年は前年同期比で44%の増加となっており、引き続き警戒が必要です。
元々マレーシア政府が新型コロナウイルス感染症の管理と追跡のために開発した公式アプリです。
このアプリを使えば現在地のデング熱の感染状況も確認できます。
旅行や外出前にチェックする習慣をつけましょう。
このMySejahteraアプリには「Infectious Disease Tracker(感染症追跡)」機能があり、現在地周辺のデング熱発生状況を確認できます。
デング熱の重症化を防ぐ手段として、ワクチン接種も有効な選択肢です。
特に感染歴がある方や長期滞在予定の方は、医師と相談のうえ接種を検討してください。
日本の武田薬品が開発したデング熱ワクチン「QDENGA(キューデンガ)」がマレーシアでも承認され、2024年2月から接種可能になりました。
このワクチンは感染歴に関わらず4歳以上が対象で、2回の接種でデング熱の4つの型全てに効果的です。
特に感染歴のある人は重症化を防ぐために接種が推奨されています。
情報を集めることでかなり細かい対策ができると知ることで少し安心につながるなと思いました。
お子さんの安全を守る防災リュックの中身でも迷っているあなた、こちらの記事もおすすめです。
マレーシアで蚊に刺された時の対処方法
刺されてしまった時は、発熱や発疹が続くようであれば早めに受診し、刺された箇所は清潔に保ちましょう。
万が一蚊に刺されてしまった場合に備え、正しい対処方法と病院に行く目安を知っておくことが大切です。
1.症状がある場合の病院受診
発熱や発疹が続く場合は、デング熱の可能性もあるため早めの受診が大切です。
特に子どもや高齢者は症状が悪化しやすいため、自己判断はやめてください。
蚊に刺された後に、発熱、頭痛、嘔吐、関節痛、発疹などの症状が出た場合は、念のため早めに病院を受診することをおすすめします。
特に発熱が3日以上続く場合は、すぐに受診することが強く推奨されます。
デング熱の場合、アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどの解熱剤は血小板の働きを弱める可能性があるため使用してはいけません。
自己判断で解熱剤を飲まず、必ず医師の指示に従ってください。
デング熱が疑われる場合は、アセトアミノフェン(現地では「パナドール」が一般的)を使用しましょう。
2.帰国後の体調不良
帰国後も感染リスクは残るため、体調不良時にはすぐに医療機関に相談しましょう。
海外渡航歴を医師に伝えることで、適切な診断と治療が受けられます。
滞在中に蚊に刺された心当たりがあり、帰国後(特に帰国後10日以内)に発熱などの体調不良があった場合は、空港の検疫所に相談しましょう。
また、すぐに最寄りの病院を受診し、その際には海外渡航歴を必ず伝えてください。
3.刺された箇所のケア
刺されてしまった箇所を清潔に保ち、正しく処置することで、かゆみや腫れを軽減できます。
現地の薬も上手に活用して、症状を早く抑えましょう。
蚊に刺された箇所は、日本とは違って腫れがひどく、かゆみが強いことがあります。
- 現地の市販薬
日本の虫刺され薬が効きにくいと感じる場合は、現地でよく使われている薬を試すのも良いでしょう。
例えば、咳止めなどで知られるヴィックス ベポラップ(Vicks VapoRub)を塗ると、そのミント成分でかゆみが治まることもあるそうです。
また、マレーシアでも日本のムヒのような塗り薬「MOPIKO」が手に入ります。
- 清潔に保つ
刺された箇所を清潔に保ち、掻きむしらないよう注意しましょう。石鹸で洗うのも効果的です。
4.その他の注意点と最新の防虫技術
日常の生活環境を工夫することで、虫を寄せつけない環境づくりが可能です。
強力な虫除け成分や機能性ウェアなど、新しい技術も活用していきましょう。
- DEET含有製品
DEET(ディート)は虫除け剤によく使われる成分で、高濃度(10%以上)のものは効果が高いとされています。
ただし、お子様への使用には注意が必要です。
- 「着る防虫」ウェア
Foxfire社の「スコーロン®」ウェアのように、繊維に虫が寄り付かない特殊加工を施した衣類も開発されています。
虫の多い自然環境での活動には、こうした機能性ウェアの活用も検討してみると良いでしょう。
まとめ
- クアラルンプールではアリ、蚊、ゴキブリへの対策が必須
- 子ども用に虫除けとかゆみ止めを用意し念入りな対策が必要
- 刺されて発熱や発疹が続く時は早く受診し、刺された箇所は清潔に保つ
都会のイメージあるクアラルンプールでもアリ、蚊、ゴキブリの対策をしっかりしなくてはいけません。
特に刺されやすい子どもには、虫除け対策を行うことが大切です。
家族でしっかりと虫除け対策を行って、素敵なクアラルンプール滞在を楽しんでくださいね。
滞在先ではないと思いたいですが、コンドミニアムなど自分達で過ごすことが多くなるところだとアリの対策はしておきたいですね。
オンラインで買えて2個セットというのが予備もあって安心できます。
正直アリというのはあまり対策をする気がなかったのですが、一度出てくると厄介な感じがするので対策方法を知りたいですよね。
