サンルームで部屋干しは臭い!?干し方や便利アイテムでニオイを撃退!

サンルームでの部屋干しが臭いと感じる原因や失敗しない干し方、さらに、おすすめアイテムも紹介します。

自宅にせっかく設置したサンルーム、洗濯物がうまく乾かないなどのお悩みはありませんか?

  • サンルームで乾かすと臭くなってしまう…
  • 早く乾く干し方は?すでに臭っている場合の対処法も知りたい!
  • どんな道具や機器がサンルームに向いている?

確かに、洗濯物干し場として設置したサンルームで、なかなか乾かずに臭くなってしまうのは残念ですよね。

そこで室内での干し方や臭いがついた場合の対処法を調べました。

この記事でわかること
  • 洗濯物が臭くなるのは、ルーム内の湿度や衣類の汚れ残りなどが原因
  • 空気循環や干し方の工夫が早く乾かすポイントで、着いた臭いは高温処置などで取れる
  • サーキュレーターさえあれば良いが、他のアイテムとの組み合わせでより効率的に乾く

部屋干し臭の原因と失敗しない乾かし方、おすすめ機器について、さらに詳しくご紹介します。

サンルームで部屋干しは臭い⁉︎

サンルームで部屋干しをすると、洗濯物が臭くなるのは「湿度がこもる」、「外気が流れにくい」、「洗濯物の汚れ」、「乾燥時間が長いこと」が原因です。

ガラスや透明パネルで覆われ、明るく開放的な空間で、室内と屋外の中間のような造りが特徴の、いわゆる「ひなた部屋」。

天候に左右されず洗濯物が干せ、室内ガーデニングや多目的スペースとしても使えるのが利点です。

私もマイホームを建てる際に設置したいと考えていました。

しかし、サンルームで洗濯物を干すと臭くなる、という問題が多いのが現状です。

その原因を探ってみましょう。

サンルームで干すと臭くなる原因
  • 湿度がこもり乾燥が遅くなる
  • 密閉性が高く外気が流れにくい
  • 洗濯物の汚れが菌のエサになる
  • 乾燥に時間がかかりすぎる
  • 湿度がこもり乾燥が遅くなる

ガラス窓や壁に囲まれた構造なので、湿気がこもりやすい特徴があります。

洗濯物から蒸発した水分が室内に溜まり、湿度が高い状態が続くと、衣類の水分が抜けにくくなります。

その結果、乾燥時間が長引き、雑菌が繁殖しやすい環境になるのです。

乾燥が遅れるほど菌が増える時間も長くなり、ニオイの強さも比例して強くなります。

特に梅雨や雨の日は外気自体が湿っているため、乾きにくさが、さらに増してしまいます。

  • 密閉性が高く外気が流れにくい

窓を閉め切ると密閉性が高くなり、外気の流入や空気の入れ替えがほとんど起こりません。

新鮮な空気が入らず湿気を含んだ空気だけが室内を循環するため、湿度が下がらず乾きにくい状態が続きます。

さらに、風がないことで衣類の表面から水分が飛びにくく、乾燥スピードが落ちます。

  • 洗濯物の汚れが菌のエサになる

洗濯をしても、完全に皮脂やたんぱく質汚れを落としきれていないことがあります。

これらの汚れは、雑菌にとって格好の栄養源です。

特にモラクセラ菌は皮脂を分解して強烈な悪臭成分を発生させます。

部屋干しの際に臭いやすい衣類(タオルや靴下など)は、この汚れ残りが原因で悪臭の温床となるので、注意が必要です。

  • 乾燥に時間がかかりすぎる

研究では、洗濯物が湿ったまま5時間以上経過すると菌の数が急増することが分かっています。

乾燥に時間がかかればかかるほど、菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因物質が多く生成されるようです。

特に風通しや除湿対策をしていない場合、この時間を簡単に超えてしまい、生乾き臭が発生しやすくなります。

部屋干し全般でこの現象は起こりますが、サンルームは特に「換気不足や湿気がこもりやすい構造」であるので、これらの問題が発生しやすいのです。

私も洗濯物は室内干しをしますが、生乾き臭が発生することが度々あるので、換気や汚れ残りには気をつけたいと思います。

室内干しと外干しでなにが違うの?

室内干しと外干しの違いは「乾きやすさ・乾燥速度」、「臭いの発生リスク」、「天候・外部環境の影響」です。

サンルームのような室内干し、外干しの違いをしっかり理解すれば、洗濯物を干す時の悩みも減ります。

以下でメリット・デメリットを含めた形でご紹介します。

室内干しと外干しの違い
  • 乾きやすさ・乾燥速度
  • 洗濯物の臭い発生のリスク
  • 天候・外部環境の影響
  • 乾きやすさ・乾燥速度

外干しは、晴天で乾燥した日に干すと太陽光と自然の風によって効率的に乾きます。

特に風が強い日は半日以内に乾くことも。

一方、室内干しは窓を閉め切ると湿気がこもりやすく、乾燥速度が落ちます。

ただし、窓を開けたりサーキュレーターを使って風を通せば外干しに近い速さで乾かすことも可能です。

  • 洗濯物の臭い発生のリスク

外干しは短時間で乾くため、ニオイの原因となる雑菌の繁殖を抑えられます。

さらに太陽光には殺菌・消臭効果があり、ニオイ発生のリスクが低くなります。

  • 天候・外部環境の影響

外干しは、天候や季節に大きく影響され、雨・雪・強風や害虫だけでなく、黄砂や花粉、大気汚染物質などの影響も受けやすいです。

一方、室内干しは天候を問わず利用でき、花粉やPM2.5の影響を避けられるので、季節や時間帯を選ばず干せるのが大きなメリット。

また、外干しはスペースさえあればシーツや布団などの大物も干しやすく、自然の力でしっかり乾かせますが、防犯面や周囲からの視線に配慮が必要です。

このように室内干し、外干しのどちらにもメリット・デメリットがありますので、状況に応じて使い分けましょう。

私は子供の服の泥汚れや食べ物のシミなど、取れにくい汚れは手洗い後、外干しをします。

太陽の力で手洗いでも取れなかった汚れが、半日で取れてしまうのです。

よく落ちる!とうたっている商品よりも、圧倒的に太陽光の方が汚れが落ちますので、お子さんの服の汚れでお困りの方はぜひお試しください。

また、外干しする際はいちいち靴を履くより、サンダルを活用した方が楽ですよね。

以下の記事では、ご自身にあったサンダルを選ぶ方法が詳しく紹介されています。

サンルームで洗濯物を干すときのポイント!

サンルームで洗濯物を干すときのポイントは、「換気と空気循環」、「干し方と洗濯物選びの工夫」、「乾燥を助ける機器の活用」です。

室内干しと外干しの違いを紹介しましたが、サンルームは半分野外のような環境ですので、うまく活用してみましょう。

衣類を臭わせず、しっかり乾かすための3つのポイントをご紹介します。

1.換気と空気循環

サンルームで乾燥スピードを上げるには「空気を動かす」ことが不可欠です。

窓を開けて外気を取り入れたり、換気扇・サーキュレーター・扇風機を併用して風の流れを作りましょう。

湿気が溜まると乾きが遅れ、雑菌が繁殖して生乾き臭が発生しやすくなります。

自宅にいるときは窓を開け、風通しをよくしましょう。

不在時は扇風機を回すなど、ルールを決めておくと湿気対策になります。

2.干し方と洗濯物選びの工夫

洗濯物同士は重ならないよう間隔をしっかり空け、空気と光がよく通るようにします。

薄手や速乾性のある衣類は日当たりの良い位置に配置し、厚手で乾きにくいものはサーキュレーターの風が直接当たる場所へ。

直射日光は乾燥を助けますが、色落ちが心配な衣類は陰干しにするなど、素材ごとの特性に合わせた工夫も必要です。

干すときの工夫を知っているかどうかで、仕上がりに雲泥の差が出ます。

慣れてしまえば、干すのも面倒に感じませんので、ぜひ工夫してみてください。

3.乾燥を助ける機器の活用

除湿機や暖房機を併用して、室内の湿度を下げつつ温度を上げると乾燥時間の短縮ができます。

洗濯機の脱水を長めに設定して水分量をできるだけ減らすことも重要です。

さらに、洗濯機から干す場所までの動線を短くして、干すまでの時間を短縮すれば、湿った状態で菌が増えるリスクを減らせます。

雨の日や湿度が高い時期、冬の低温時は自然乾燥だけでは時間がかかりますよね。

除湿機、暖房機はコストがかかりますが、導入すれば手放せなくなる便利機器です。

窓を開けたり機器を使ったりすることは、多くの方がすでに実践していると思いますが、洗濯の動線まで工夫されている方は少ないのではないでしょうか。

特に一軒家の場合、1階が洗濯機置き場、2階が干し場だというご家庭が多い印象です。

私も洗濯機が終わったのにすぐに干さずに放置してしまうことが度々…。

慌てて干して扇風機を回しますが、時すでに遅し。

思わず、衣類に臭いが発生してしまった場合、どうすればいいのでしょうか?

次で詳しくご紹介します。

発生した生乾き臭の撃退方法3選!

発生した生乾き臭の撃退方法は、「高温処理」、「酸素系漂白剤や重曹の使用」、「コインランドリーの高温乾燥の使用」の3つです。

普段から注意していても、予期せぬトラブルはどうしても起きてしまうものです。

洗濯物の生乾き臭もその一つで、天気や干し方、ちょっとしたタイミングのズレが原因で、思いがけず発生してしまうことがあります。

干すのが遅くなってしまって、臭いが発生してしまった…

今日は雨で乾くのに時間がかかってしまい、なんだか臭い…

こんなとき、非常に残念に思いますが、対処法を知っていば怖くありません!

以下で、詳しくご紹介します。

生乾き臭を取る3つの方法
  • 高温処理で菌を死滅させる
  • 酸素系漂白剤や重曹で臭いの元を分解
  • コインランドリーの高温乾燥で一気に消臭
  • 高温処理で菌を死滅させる

60〜70℃のお湯につけ置きするか、アイロンやスチームアイロンで150〜160℃程度加熱する方法です。

高温はモラクセラ菌などの生乾き臭の原因菌を効果的に除去できます。

ただし、熱に弱い生地もあるため洗濯表示の確認は必須です。

  • 酸素系漂白剤や重曹で臭いの元を分解

酸素系漂白剤は40〜60℃のお湯で使うと、菌や臭いを化学的に分解して除菌・消臭効果を発揮します。

重曹は皮脂汚れや臭い除去に有効で、洗剤と併用するとさらに効果的です。

どちらも30分〜1時間程度のつけ置きが目安です。

  • コインランドリーの高温乾燥で一気に消臭

コインランドリーの乾燥機は70〜120℃の高温で短時間に乾燥させるため、家庭用乾燥機よりも強力に菌を死滅させられます。

湿気を完全に飛ばせるため、臭いの再発防止にもつながります。特に厚手の衣類やタオルにおすすめです。

我が家では酸素系漂白剤と重曹を常備していますが、調べるまで生乾き臭に効くとは知りませんでした。

60度のお湯につける方法も簡単で、洗剤等なにもいらないのが魅力です。

もしものときに、上記の方法を知っていれば、生乾き臭が出ても落ち着いて対処できます!

ぜひ覚えておいてくださいね。

また、乾きずらいがゆえ臭いもつきやすいタオルは1年に1度は買い替えが推奨されています。

こちらのもこもこ365のタオルがおすすめです♪

サンルームにはサーキュレーターが効果的!

サンルームでの洗濯物干しには、サーキュレーターの活用がとても効果的です。

直進性の強い風で室内の空気を効率よく循環させ、温度や湿度のムラを解消する機器なので、洗濯物を効率的に乾かすのに向いています。

湿気がこもりやすいサンルームでも、洗濯物にしっかり風が当たって乾きを早めることができます。

湿気が素早く逃げることで乾燥時間が短縮され、生乾き臭の原因となる雑菌の繁殖も防げます。

洗濯物の間隔を空ける・適宜換気するなどの工夫もできれば、尚良し。

さらに、除湿機や換気扇などと併用すれば乾燥効率は一層アップしますので、以下でご紹介します。

サーキュレーターと併用すると良い機器
  • 除湿機(衣類乾燥除湿機)
  • 扇風機
  • 換気扇・排気ファン
  • 市販の除湿剤・乾燥剤
  • 物干しスタンド・伸縮ハンガー
  • 除湿機(衣類乾燥除湿機)

室内の湿気をしっかり除去し、乾燥スピードを大きく向上させます。

併用すれば、空気を動かしつつ湿度を下げられ、サンルーム干しに最適です。

  • 扇風機

送風範囲が広く、別方向から風を当てることが可能です。

空気循環と全体送風を組み合わせることで、洗濯物全体が効率的に乾きます。

  • 換気扇・排気ファン

サンルーム内の空気を外へ排出し、湿気がこもるのを防ぎます。

サーキュレーターで室内の空気を動かしながら、換気扇で外へ湿気を逃がすと効果的です。

  • 市販の除湿剤・乾燥剤

吸湿シートや除湿剤を部屋の隅に設置し、サーキュレーターで空気を動かすことで湿気対策が強化されます。

梅雨や冬場など湿度が高い時期に特に有効です。

  • 物干しスタンド・伸縮ハンガー

洗濯物の間隔を広く取り、サーキュレーターの風がまんべんなく行き渡るようにします。

これにより乾燥時間が短くなり、生乾き臭の発生も防げます。

除湿機は値段が張りますが、それ以外は比較的お安く手に入りますよね。

換気扇や排気ファンは、もともと設置されているご家庭も多いため、まだ使っていない場合はぜひ活用してみましょう。

我が家では数年前に思い切って除湿機を購入しましたが、早く乾かしたい時や梅雨や冬に大活躍しています。

扇風機付きの除湿機なので、1台2役の働き者です。

近年は、本当に便利な機器がたくさん売られていますよね。

皆さんのご自宅に合うアイテムで、洗濯物をストレスなく乾かしてくださいね!

まとめ

  • 洗濯物が臭くなるのは、ルーム内の湿度や衣類の汚れ残り、外気の流れや乾燥時間が原因
  • 空気の流れを変え、干し方を工夫することが早く乾かすポイントで、ついた臭いは高温処置などで取れる
  • サーキュレーターと他のアイテムとの組み合わせでより効率的に乾かすことができる

サンルームで部屋干しをした際に、臭いを感じる原因に心当たりがあった方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、万が一臭いが発生しても、きちんとした対処法があるので安心です。

便利な機器や干し方の工夫で簡単に解消できますので、サンルームで上手に活用しましょう。

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