9月に鉢植えで野菜づくりデビュー!初心者でも失敗しないコツをご紹介

9月に鉢植えで行う野菜づくりと家庭菜園初心者でも失敗しないコツをご紹介します。

秋から家庭菜園を始めたいあなた、こんなお悩みはありませんか?

・鉢植えやプランターで何が育てられるの?

・野菜づくりって手間がかかって面倒じゃない?

・家庭菜園の失敗を避ける方法はあるの?

確かに、初めての家庭菜園では何を育てたらいいか、手間や失敗も気になりますよね。

そこで、9月に育てやすい作物や失敗しないコツについて調べました。

この記事でわかること

・鉢植えやプランターで育つ秋野菜はいくつかあり、簡単に育てられるものも多い

・野菜づくりは手間がかかるが、ほったらかしで育つものもある

・家庭菜園は苗から育てると失敗が少なくて済む

秋から始める家庭菜園についてさらに詳しくご紹介していきます。

9月に鉢植えで野菜づくりデビュー!

9月は夏の暑さが多少和らぎ、秋冬作物の種まきや植え付けに最適な時期とされています。

とはいえ、ここ数年の秋は気温が高めです。

特に昨年は異例の暑さとなる日が続きました。

おそらく2025年も高めの気温になる可能性がありますので、家庭菜園初心者におすすめの野菜とあわせて暑さ対策についてもご紹介します。

鉢植えとプランターの違いを詳しく解説!

家庭菜園が初めての方には鉢植えをおすすめします。

6つのメリット

  • 個別管理がしやすい
  • 1株ごとに分けて育てられるため、病気や害虫が広がりにくい
  • 日当たりや風通しを調整したい場合、移動が簡単
  • 場所を取らない、室内にも置ける
  • 使い終わったら小さな花や観葉植物用に使える
  • 百均でも手に入り、土の量も少なく済むので初期費用が抑えられる

準備物も少ないので、もし失敗して嫌になっても簡単に辞めれます!

とはいえ、家庭菜園はプランターでするイメージが強いのではないでしょうか。

この2つにはどのような違いがあるのか。

明確な定義はないようですが、一般的には以下のような区別があります。

まずは1つずつ育てたい方は鉢、いろんな種類を多く栽培したい方はプランターという決め方でいいでしょう。

私はもともと観葉植物を植えていた鉢がたくさん残っていたので、それらを活用しています!

我が家はプランターを置くスペースもあまりないので、鉢がちょうどいいです。

皆さんもご自身に合った栽培容器を準備し、家庭菜園に取りかかりましょう。

9月の家庭菜園に適した野菜をご紹介!

鉢植えとプランター栽培には、それぞれに適した野菜があります。

鉢植え栽培編

1.ラディッシュ(二十日大根) 
小さくて丸い赤い根、大根の仲間
20〜30日ほどで収穫可能

2.ルッコラ
小松菜や水菜の仲間
ゴマのような香りとわずかな辛味もある
20〜30日で収穫可能、繰り返し採れる

3.サニーレタス・リーフレタス
レタスのように丸く固める葉がふんわりしている
30〜40日で収穫可能
葉を摘み取りながら長く収穫できる

4.水菜
サラダ、鍋、炒め物など幅広く使える
30〜40日で収穫可能
間引いた若い水菜もサラダに使える

5.小松菜、春菊
どちらも栄養価が高く、使い方も様々
小松菜は30〜40日、春菊は30〜50日ほどで収穫可能

6.葉ネギ(青ネギ)
細長い葉の部分を食べるネギ
50〜70日で収穫可能
根元を残せば繰り返し収穫可能

特にラディッシュやルッコラは、発芽から収穫までが早いので、初めての家庭菜園に適しています。

私は先日、友人の畑に遊びに行った際にラディッシュをいくつかもらいました。

4月だったのでちょうど収穫時期だったそうです。

スーパーで見かけても買う機会はなかったので、もらったラディッシュのおいしさに感動しました。

普段食べない野菜を、あえて育ててみて、食べる機会をつくるのもいいなと思いました。

ラディッシュは春と秋が栽培適期なので、今秋に挑戦してみたいと思います。

プランター編

1.秋ジャガイモ
深さ26cm以上の大型プランターが推奨されている
茎葉が枯れ始める11月〜12月頃に収穫
品種の選び方や種芋植え方には注意

2.大根(ミニ大根や早生種を除く)
必ず種から育てる
深さ30cm以上のやわらかい土壌が必要
葉の様子を目安に収穫

3.白菜
深さ20cm以上、幅60cm程度のプランターで2株育つ
11月下旬〜1月下旬が収穫目安
何度か追肥を行う、水のやりすぎに注意、ミニ白菜がおすすめ

4.長ネギ
深さ40cm以上の深型
11月頃から収穫
成長に合わせて数回に分けて土寄せ(増し土)をする

小さな鉢では根や株が十分に成長せず、うまく育たないのですね。

どちらでも設置可能であればプランターを準備した方が無難でしょう。

また、育てた野菜をどうやって調理して食べるのかまでを想像して選ぶのもおすすめです

手作りぬか漬けにして食べてみるのはいかがでしょうか♪

家庭菜園初心者には種か苗どちらがいいの?

初心者には「苗」から育てる方が失敗が少なく、おすすめです。

種からの栽培も楽しいですが、まずは苗から始めてみましょう。

以下に、苗と種とでは何が違うのかをメリットと注意点に分けてまとめました。

メリット
・すでに発芽と生育が進んだ状態からスタートできる
・手間や管理が比較的簡単
・ホームセンターなどで品質管理された苗が手に入る
・収穫までの期間が短い

注意点
・病害虫や葉や根の状態などを見て、できるだけ元気なものを選ぶ
・苗の価格は種より高い

メリット
・発芽から観察でき、成長の過程をじっくり楽しめる
・苗よりも安く、たくさん育てられる

注意点
・発芽や間引き、育苗管理など手間が多い
・種まきの時期や栽培環境など事前に調べる必要がある

大根のように種からでないと育たないものもありますので、育てたい苗があるかどうかを見るために、お店に足を運んでみてくださいね。

価格については、苗は1本あたり350〜500円程度が相場です。

一方、種は1袋あたり10〜100粒前後入で、150円〜500円程度です。
いずれも種類や購入場所によって異なります。

私も家庭菜園を始めたいなぁと思っていたところ、知り合いにミニトマトの無農薬の苗を1つ50円という安さで譲ってもらいました。

ついでに栽培方法やおすすめの土も聞けたので、一石二鳥いや三鳥でした。

畑をやっている人と繋がることが一番お得で、成功への近道になります!

いや、知り合いなんていないよ…という声が聞こえてきそうですが、私も知り合いゼロの土地に引っ越してきた者です。

子ども達をできるだけ自然に触れさせたく、森や畑で遊ぶ機会を見つけては参加しています。

皆さんも家庭菜園を機に自然に触れる機会を作ってみてはどうでしょうか。

思わぬ出会いで、家庭菜園がさらに楽しくなるかもしれません!

9月はまだまだ暑いので暑さと虫対策が必要!

8月を過ぎても気温が高く、害虫も活発なため、対策をする必要があります。

暑さ対策

・黒色の寒冷紗かんれいしゃを活用
・適切な水やり
・風通しをよくする

虫対策

・肥料、水のやりすぎに気を付ける
・虫除けネット、捕虫グッズの活用
・雑草の管理、クモの活用

9月に始めるなら暑さ対策は必須になると思います。ホームセンターだけでなく、百均にも遮光ネットが売られています。

寒冷紗かんれいしゃについては、以下をご参照ください。

要は遮光ネットです。

10月に植える野菜をプランター初心者が楽しむ方法

10月に植える野菜にも家庭菜園初心者向けの野菜があります。

寒さに強く冬越しができる品種が多く、プランター栽培も可能で初心者にも育てやすいものが多くあります。

では、10月に植える野菜を6つ紹介します。

1.イチゴ
プランター栽培も簡単
翌春に収穫

2.チンゲンサイ
寒さに強い
30~50日で収穫

3.ほうれん草
寒さに強く甘みが増す
12月~翌2月に収穫

4.ニンニク
10月植えで翌春~初夏に収穫

5.スナップエンドウ
つるなしタイプを選ぶと良い
翌春収穫

6.ソラマメ
10月に植え付けて春に収穫

私の息子はこの中では、スナップエンドウが大好きで、採れたてのものだとその場でバクバク食べてしまいます。

もともと息子は緑の野菜が食卓に出ると食べませんでしたが、採れたての新鮮な野菜に魅了されたようです。

家庭菜園をするとお子さんの食育にとても良いので、お子さんが小さなうちからぜひ始めてみてください。

10月も9月と同じ野菜を植えられる?!

10月に9月と同じ野菜を植えることができます。

まだ暑いし、家庭菜園の時期をもう少しずらしたいな…とお思いでしょう。

実は、9〜10月は秋冬野菜の植え付け適期で、9月に植える野菜は10月から植えても問題ありません。

9月〜10月に植えれる野菜の例

・ルッコラ :10月上旬頃まで
・大根   :10月上旬頃まで
・サニーレタス、リーフレタス:10月上旬頃まで(種まき)・ネギ
・白菜  :10月上旬頃まで(苗の植え付け) 、種まきは8月下旬~9月上旬

9月はまだまだ夏だと言えるほど暑く、お手入れ作業も億劫になりそうですよね。

暑さが落ち着いてからでも遅くないので、10月までの間はプランターや苗・土などの準備期間にしてもいいでしょう。

秋植え野菜はほったらかしでもプランターで育つ?

秋植え野菜はほったらかしでもプランターで育ちます。

秋植え野菜は寒さに強いため、初期管理をしっかりすれば水やりや追肥が少なくて済みます。

また、気温が下がる時期に種まき〜収穫があるので病害虫リスクが低いです。

秋にプランターで「ほったらかし」でも育つ野菜の例

・小松菜
乾燥に強く、土の表面が乾いたら水やりする程度でよく育つ

・ニラ
温暖な地域では、秋の種まきでも問題なく冬を越せる
一度育てると数年収穫できる

・スナップエンドウ
苗を植えれば、少ない肥料と水でも大きく育つ
長期間収穫できる

・三つ葉
3月〜10月が種まき期
生命力が強く、日陰を好む
少ない手間で収穫できる

種をまいて芽が出るまでと、植えたばかりの時期だけ気をつければ、あとは大きなトラブルなく育つ野菜が多いです。

ほったらかしでも育つ秋植え野菜も知っておくことで、家庭菜園のハードルが大幅に下がりますね。

ぜひ、プランターでほったらかし野菜も植えてみてください!

家庭菜園のメリットは収穫だけではない

家庭菜園を行うことで、ゴミの削減につながり、環境への負荷を軽減するというメリットがあります。

一般的に家庭菜園を始める理由として、野菜を自給自足することにより、節約したい・無農薬で食べたい・食育したいなどがあると思いますが、

私は「ゴミを減らしたい」という思いから、家庭菜園を始めたいと考えました。

家庭菜園をするとゴミが減る理由

・生ゴミを肥料として活用できる

・野菜の購入回数が減り、袋のゴミが減る

・必要な分だけ収穫するので、フードロスが減る

私はコンポストに以前から興味があり、作ろうかと考えていました。

そこでできた堆肥を使う場所として家庭菜園をしようと思ったのです。

堆肥として再利用することで、家庭から出るゴミの量がかなり減少します。

コンポストはダンボールやしっかりした袋があれば簡単に作れます。

家庭菜園を始める際はコンポストの準備もして、地球に優しい生活を送りましょう。

まとめ

  • 9月に鉢植えやプランターで育つ野菜は多くあり、10月に植えることも可能
  • 家庭菜園は苗から育てると失敗が少なくて済むが、慣れれば種まきからでも楽しめる
  • 9月だけでなく10月から植える秋野菜も種類が豊富
  • 野菜づくりは手間がかかるが、初期管理をしっかりすればほったらかしで育つものもある

家庭菜園は知識や道具が必要で、失敗するかもしれないと思うとなかなか1歩が踏み出せませんが、

鉢植えやプランターで簡単に育てられる野菜を知ったことで、ちょっとやってみようかなという気になったのかと思います。

今のうちに準備をしておき、9月や10月から家庭菜園を始められるようにしてくださいね。

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